特定の遺伝子が原因となる肺がんについて、この遺伝子が作り出す酵素の働きを抑えれば、ガン細胞を消失できることが判明しました。
この遺伝子を持つ人は、肺がん患者全体の5%を占めることがわかっています。
実験を行ったのは、自治医科大学・間野博行教授らの研究チームです。
遺伝子は「EML4ーALK」と呼ばれ、ガン化を促進する強い酵素を発することがわかっていました。
この「EML4ーALK」を実験用マウスの卵細胞に注入したところ、生まれたマウスからは生後すぐに肺がん腫瘍数100個が確認されました。
そこに、「EML4ーALK」が発する酵素の阻害剤を1日1回与えると、約25日後に腫瘍とがん細胞がすべて消滅したのです。
国内のがん死亡者数で最も多いのは肺がんで、2005年の死亡者数は6万8000人でした。
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